東宝が映画料金の値下げ断行
最近では洒落た雰囲気で「シネマコンプレックス」「シネコン」
などと呼ばれるようになった映画館ですが、そのなかでも
国内最大手のTOHOシネマズが映画の新料金テストを導入する
計画です。新料金のテスト価格は1500円、一般価格が1800円なので、
20%オフと聞くとだいぶ割安感がある価格です。ただし、
全国でたった6店舗のみの実施となります。
しかし、27日に開催された映画製作配給大手4社の記者会見で、
東宝の高井社長は、「今回の値下げはあくまでも全国6店舗のみの
導入であり、すべての劇場で1500円まで値下げが決まったように
思われているとしたら残念」とコメントし、料金の調整については
2012年の春ごろに決定したい意向を明らかにしました。
この日、映画製作配給会社の大手4社の社長が集まったのは、
日本映画製作者連盟の会合のためだったそうです。
現行の映画料金では、大人が1800円、大学・高校生が1500円、
小中学生は1000円と細かく設定されていますが、はたして
300円引きの料金で、どこまでお客さんが喜んでくれるのか。
実は最近、日本の映画産業は好調で、興行収入は過去最高を
記録したそうです。高井社長の本当の狙いは、現在の映画館で
蔓延している割引制度を廃止したい狙いがあるようで、
業界を牽引する東宝が、今回は大きな一石を投じた形に
なりました。
この実験的な試みに対して、東映、松竹、角川の3社は静観する
構えを見せています。割引制度を撤廃したいのはどこも同じ
なのでしょうが、他のシネコンの腰が重いのは何とも
気になりますね。ただ、3社とも、東宝の試験的な料金変更が
どんな結果をもたらすのか注目してはいるようです。
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